(承前)
sdaをRAIDに参加させる
無事に/dev/md0
からブートできただろうか?この時点でsdaは最早使われていない。あとはこのsdaを片肺飛行しているRAIDに加えればおしまいだ。まずsdaのパーティションのraidフラグを立てる。
$ sudo parted /dev/sda (parted) toggle 2 raid (parted) toggle 3 raid (parted) toggle 4 raid (parted) quit
さていよいよRAIDにsdaを参加させる。
$ sudo mdadm --add /dev/md0 /dev/sda2 $ sudo mdadm --add /dev/md1 /dev/sda3 $ sudo mdadm --add /dev/md2 /dev/sda4
これにより、参加させたsdaの同期が始まる。同期の様子を見るには以下のようにする。
$ watch cat /proc/mdstat
同期が終わったら再起動でもしておく。
$ sudo reboot
この時点では、以前に作った/etc/grub.d/09_raid
によるgrubエントリの生成は必要がなくなっている。update-grubによってちゃんと作られるからだ。/etc/grub.d/09_raid
を用意した時点ではsdaがマウントされている状態でmd0のブート用のエントリを作ろうとしたのに対し、いまはmd0がマウントされている状態でmd0のブート用のエントリを作ろうとしているからである。ついでにupgradeも行おう。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade $ sudo rm /etc/grub.d/09_raid $ sudo update-grub $ sudo update-initramfs -u $ sudo grub-install /dev/sda $ sudo grub-install /dev/sdb $ sudo reboot
以上でゴールが実現できた。
References
検索するといっぱい出てくるが、どれも試すとなかなか最後まで行かない。最も近いところまで行き、内容も参考になったのが以下のページ(英語): [How To Set Up Software RAID1 On A Running System (Incl. GRUB2 Configuration) (Ubuntu 10.04) | HowtoForge - Linux Howtos and Tutorials]
GPTと2048セクタへのアラインについては以下のページが参考になった: [LinuxMania: RAIDボリュームからのブートとパーティション]
その他、以下のページ群から情報をつなぎ合わせて問題が解決した: [Linuxでmdadmを使ったソフトウェアRAIDの構築・管理メモ - nabeの雑記帳], [RAID1 on etch | qos webmaster's blog], [Ubuntu を BeyondRAID 環境へ移行する (1/2) - nigakyのメモ帳]
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