CUDA Toolkit 4.1 がリリースされた(CUDA Toolkit 4.1 | NVIDIA Developer Zone)。Septième Sens: Ubuntu 11.04にCUDA開発環境を導入する では Ubuntu 10.10 用の Toolkit を 11.04 にインストールするのに必要な若干の工夫を説明したが、今回は 11.04 用のインストーラが配布されている。
4.0 から 4.1 のアップグレードは、特に何をする必要も無く上書きでインストーラを走らせればよい。前回の記事で X Updates の PPA を用いて nVidia 用のドライバを最新に保っているので、Toolkit と SDK をインストールすればよいだけである。
$ sudo sh cudatoolkit_4.1.28_linux_64_ubuntu11.04.run
インストールするディレクトリを尋ねられるので /usr/local/cuda を前回同様指定すると、「以前のバージョンをアンインストールするか」と言われて yes と答えると後は勝手にやってくれる。
今回のバージョンでは gcc 4.5 でも問題ないので、前回行った工夫はもはや必要ない(この工夫はアンインストールの際に取り去られているので何もしなくていい)。
次に SDK をインストールする。
$ sh gpucomputingsdk_4.1.28_linux.run
この展開先は前回とは別にしたほうが無難。展開先のディレクトリに行きビルドしてみる。
$ cd C $ make
前回指摘した SDK のバグが修正されていないので、やはり LPATH の指定が必要である。
$ LPATH=/usr/lib64/nvidia-current make
ところで、4.0 にはあった、cudatools_4.0.17_linux_64.run という配布物が今回はないのだがあれは何だったろうか、思い出せない。
0 件のコメント:
コメントを投稿